はじめに

一粒一粒の奇跡が重なり餡になり、

神戸ゴルフ最中がうまれました。

他界した父が営んでいた和菓子

桜屋で販売していた、ゴルフボールの形をした最中を今回、NHKプロフェッショナルで話題のさすらいのあんこ職人小幡寿康さん監修、指導の元再現させて頂きました。

亡き父の残したお菓子が皆さまのお手元に届きますよう願うと共に、小幡寿康さんの作るあんこの素晴らしさ、美味しさを知って頂けると幸いです。

　　　　　　　　　　　　　　　　進歩金賞

　　　　　　　　姫路菓子博覧会　栄誉大賞

失って気付く大事なもの。

残していきたい大切な想い。

さくらや旅館に100日滞在していたのが、

今は亡き、詩人種田山頭火。

山頭火は山や湯を気に入り、

ここを永住の地としたいと願うようになっていきました。

旅館では、お酒好きな曾祖父と

毎夜お酒を飲み交わし、

会話を楽しんだと聞いております。

まだ有名でなく、放浪詩人、山頭火の滞在を町の人々は反対。

山頭火の願いは届かず、

この地を後にしてしまいます。

かなしんだ曾祖父が、

旅館の屋号を山頭火に、父親が桜屋の屋号を受け継ぎ、和菓子屋、桜屋が生まれました。

お店はなくなりましたが、

お店の前には毎年素晴らしい桜が花を咲かせます。

幼い頃から見てきた、大好きな風景です。

そんな想い、屋号を受け継いで…

櫻やと命名させて頂きました。

　　

3代目　櫻や